g-tenbin’s blog

グランセクトが好きな人です。目指せグランセクト普及員

グランセクトの世界

 こんにちは。(自称)グランセクト普及員の天秤です。

 皆さんご存知のとおり6月4日は「虫の日」です。時に力強く、時に可愛らしく、時に力強い。今回はそんなグランセクトの背景について書いていきます。

 フレーバーテキストに軽くふれる程度なら「振り返り」のときにしましたが、今回はなるべく細かく書きたいと思います。

 

目次

 

1.グランセクトの住む世界

 グランセクトが登場したデュエルマスターズ新章では階層によって各文明が分かれており、「世界をつなぐ柱」によってつながっている。

 自然文明の上には水文明、下には火文明が存在し、外側を闇文明に覆われている。他の文明とは友好的な仲を築けているが、外側との境界では闇文明との小競り合いが続いている様子。

 巨大な植物が生息する豊かな土地に広大な畑と住居があり、空に巨大な繭が浮かんでいるのが特徴。

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2018-デュエマ・クエストパックより

 

2.グランセクトたちの階級、種類

昆虫兵士

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 昆虫が人の形になったような容姿をしている。減ってしまった妖精の代わりに自然を育んだり周辺の警備パトロールをしたり、自然文明の日常を守っている。王来編でようやくカード化した《ハッチッチ》も昆虫兵士の1人。かなりの数がおり、おそらくグランセクトの中で一番種類が多い。

昆虫戦士*1

 昆虫兵士の中でもSRのものが該当すると思われる。1体しか存在しないというわけではなく、キズナの力でスイカと合体した《ハイパー・マスティン》がいる等、複数体存在することが確認されている。

 中でも《ジーク・ナハトファルター》は実力が広く知られているらしく、次の騎士団長に推されているようだ。

植物兵士、植物戦士、野菜戦士

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 頭部が木の実や果実になっていることが特徴。《ゴイチゴ隊長》から分かる通り、おそらく植物兵士内でも階級が存在している。昆虫兵士同様に働いており、畑の管理や道の開拓など、同じような業務を行っている。共にキャンプに行くなど、昆虫兵士との仲は良好な様子。

 《ハサイサク》や《ベベキャベツ》が植物兵士・戦士なのか野菜兵器なのかははっきりしていないが、《ハサイサク》が《オニオン・リング》で行われる試合に参加したいという記述があるため植物兵士もしくは戦士に該当すると思われる。

野菜兵器

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 広大な畑から採れた野菜でできている兵器。植物兵士や昆虫兵士が搭乗して戦う。形状としては戦車が大半を占めているが、すべてが戦闘用というわけではない。基本的な名称は「○○・タンク」で、一部の戦車は「○○・パンツァー」と呼ばれる。おそらく戦闘力の違いだと思われる。レクスターズになると「○○・マシーン」になる。

 野菜として育てていたところ、兵器としても使えることを昆虫兵士が発見(一応美味しさを追求して作られていたらしい)。さらに野菜兵器の中でも《ブブンド・タンク》は特殊なもので、弾が当たった相手を動物兵器ではなく植物兵士である《ドドンブブ》に変え、野菜兵器の盾として扱う。怖すぎ。

 余談だが、ビートジョッキーの戦車は野菜兵器を見よう見まねで作ったようだ。一部の戦車のパワーが12000と高いのもその影響だったり?

動物兵器

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 野菜兵器の種ミサイルが当たってしまった野生動物たち。元に戻る手段はない(これはクマった!)。名前が全部ひらがな表記なのが特徴。ちなみに自然文明は野菜兵器、動物兵器ともに制御しきれていないらしい。もっとも会話ができる*2ほどの理性は残っているようなので、心配するほどではない。

巨大な繭

 自然文明の空に浮かんでいる巨大な繭。孵化したときに大いなる存在が現れる、世界の危機に備えて眠っていると言われている。この繭はだんだん大きくなっており、野菜の巨大化をはじめとした様々な現象を引き起こしている。また、自然文明の住民は繭が巨大化し続ける日常に慣れてしまっているようだ。

 「大いなる存在」が《バラギアラ》のことかどうかはどのメディアでも明確になっておらず、双極編以降はこの繭の話題が一切出なくなってしまった・・・。が、王来MAXにて再び登場。ジャオウガによって世界が鬼化する中で様々な支援を経てロケットで空高く打ち上げられ、世界そのものを一つの大きなタマシードにし、世界の鬼化を癒した(???)。

 孵ることなく新章が終わってしまったが、孵化しなくともここまでの力を発揮できるため、中にいるのは相当の力を持つ存在だと思われる。

騎士団長/ガイアハザード

 新章では「騎士団長」と呼ばれていたが双極編から「ガイアハザード」に変わった。四天王と呼ばれる時もある。他文明のマスターに匹敵する力を持ち、あまりにも大きな問題が発生した時は集合するようになっている。前回集まったのは千年前の大地震による地割れ被害*3の時。新章では繭の巨大化に対して招集された。

 ガイアハザードという名の由来は「誰も止めることができない大いなる自然の力。それを超える圧倒的なパワーを持つ」ことから。*4



カブト鬼/キングダム・オウ禍武斗

 最も猛きガイアハザード。必殺技は「破天九語」と「轟破天九十九語」。

 平和と摂理を守るために闘う熱い性格であり、「闇の八王」の1人《業王ディガロ》や火文明のマスターである《”罰怒”ブランド》に勝利するなど、その戦闘力はかなりのもの。

双極編:自然文明に足を踏み入れた《”罰怒”ブランド》を撃退。その後、修行して進化した《"轟轟轟"ブランド》のリベンジマッチを受けるもジョーカーズの乱入によって中断。《ジョットガン・ジョラゴン》と戦うが角を折られてしまい、自然ジョーカーズが生まれる切っ掛けになってしまった。

超天編:暗殺に失敗し自然文明に直接乗り込んできた《凶鬼1号ドケイダイモス》と九日間に渡る激闘を繰り広げ、名もなき渾身の一撃、後の「破天九十九+九語」によって撃破。ドケイダイモスが襲来するまでは火文明のアチーチ・タウンに行っていた模様。

十王編:自然文明を襲った《鬼ヶ覇王ジャオウガ》に敗北。

王来編:《S級原始サンマッド》の力を継承し、《オウ禍武斗<サンマ.Star>》として登場。《零獄接続王ロマノグリラ0世》によって仲間割れさせられていたレクスターズの前に鬼札連合とともに助太刀し、「相互理解」のヒントを与えた。

 

ミノマル/最強虫ナゾまる/始虹帝ミノガミ

 最も優しいガイアハザードと称され、彼が通った跡は《ツクっちょ》が生える。かわいい。侵略してくる闇文明にも対話で解決を図るなど、性格はとても温厚で争いを嫌う。凄まじい潜在能力を持っているが、それを知るのはQX.と女王様のみだという。

 双極編第2弾以降のフレーバーテキストでは《ナゾまる》ではなく《ミノマル》と呼ばれている。アニメの展開と合わせて分かりやすくするためだと思われる。

双極編:対話を求め自ら闇文明のマスターの元へ。決闘には敗れてしまうも体から発した不思議な光で闇の炎を退け、繭化する。

 《最強虫ナゾまる》が繭から出た姿。虹を自由に操る力を持っており、大地の力を虹に注ぎ込むことで絶対無敵の時間を生み出す「無敵虹帝」を扱う。
双極編:女王様を失った悲しみと怒りによって真の力に目覚める。自然の力を暴走させ、《バラギアラ》を呼び出した。

超天編:《零龍》に挑むジョーカーズのマスターとジョラゴンを見守った。

十王編:自然文明を襲った《鬼ヶ覇王ジャオウガ》に敗北。

王来編:《創造神サガ》の力を継承し、《ミノガミ<サガ.Star>》として登場。《零獄接続王ロマノグリラ0世》によって仲間割れさせられていたレクスターズの前に鬼札連合とともに助太刀し、「相互理解」のヒントを与えた。

ハニーQ/Q.Q.QX.

 最も誇り高きガイアハザード。必殺技は《5.S.D.》。女王様に対する忠誠心が強く、それ故に強引な手段をとってしまうこともある。自然文明最強の剣士と言われていたが、女王様が争いを好まないため五感を奪うバトルスタイルを身につけた。

 パラレル世界(?)の《G.R.QX.》の毒は、超GRの奥にある電脳空間すらも侵食するらしい。
双極編:自然を汚す闇工場の長《阿修羅ムカデ》の五感を奪い撃退。姫を守るため光文明のマスター&《煌聖主サッヴァーク†》と戦ったが敗北。

超天編:常に姫に付き添い、隙を見せないことで《凶鬼1号ドケイダイモス》に送られてきた《oθチェスナッツ》による暗殺を防いだ。

十王編:自然文明を襲った《鬼ヶ覇王ジャオウガ》に敗北。

王来編:《蛇手の親分ゴエモンキー!》の力を継承し、《QX.<ゴエモンキー!.Star>》として登場。《零獄接続王ロマノグリラ0世》によって仲間割れさせられていたレクスターズの前に鬼札連合とともに助太刀し、「相互理解」のヒントを与えた。

でんでん/超機動罠 デンジャデオン

 最も策士なガイアハザード。必殺技は《罠金乱舞》。自然文明の五大貴族の1つ、ツムリカルゴ家の三代目であり、本名は《ツムリカルゴ・ラ・でんでんⅢ世》。ガイアハザードに就いているのはでんでんだが、マスターカードになっているのは機体の《デンジャデオン》である。非常に珍しい例。

 領地に夢と罠を満喫できるテーマパーク「でででーん・ランド」を持っている。キャッチコピーは「お前も透明にしてやろうか!」。あのアロワナ*5はまだパークに存在しているのだろうか。

 アニメでは4連《"轟轟轟"ブランド》をくらった際に「こんなのインチキでんでん!」と言い放った。全くもってその通りである。

双極編:姫を守るために火文明のマスター&《"轟轟轟"ブランド》と戦い、敗北。

超天編:食べ物による暗殺の可能性を考え、《かぼちゃうちゃう》を事前に姫の近くに配置させることで《ポテトⅠ》による暗殺を防いだ。

十王編:自然文明を襲った《鬼ヶ覇王ジャオウガ》に敗北。

王来編:《霊騎ラグマール》の力を継承し、《デンジャデオン<ラグマ.Star>》として登場。《零獄接続王ロマノグリラ0世》によって仲間割れさせられていたレクスターズの前に鬼札連合とともに助太刀し、「相互理解」のヒントを与えた。

騎士団

 騎士団長(ガイアハザード)ごとに派閥が分かれている。能力はそれぞれのガイアハザードをサポートするものが多く、イラストに各団の紋章が描かれている。

オウ禍武斗
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 マッハファイターやマナ加速効果を持つクリーチャーが多い。カブト虫の紋章がある。(例:トテントンタン、ドルツヴァイ・アステリオ)

ナゾまる
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 コストが小さくパワーが高い。名前がカタカナ+ひらがなで表記されているのが特徴。イラストがかわいい。体や看板にミノムシの紋章がある。(例:マツぽっくん、マシュるん)

ミノガミ
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 ツインパクトカードのアンタップやマナゾーンの5色化など、ミノガミやバラギアラをサポートする。微生物のようなデザインが特徴。紋章はない。(例:コンダマ、ホービット)

QX.
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 セイバーや除去の身代わり等、自身を犠牲にQX.を守る能力が多い。体や武器に蜂の紋章がある。(例:ラルド・ワースピーダ、アークティック・ハッチャー)

でんでん
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 ツインパクトカードかつトラップ呪文が付いている者がほとんど。クリーチャーだけではなく、トラップ呪文単体にもカタツムリの紋章が付いていることがある。おそらくでんでん特製のトラップなのだろう。(例:ファビュラ・スネイル、キューデン・トラップ)

王家

 自然文明に代々伝わる王家。綺麗な女王様と可憐な姫が住んでいる。また、5色に輝くペンダントが代々受け継がれており、外の世界にいても居場所が分かるようになっている。

女王様

 自然文明の女王。争いを好まない優しい性格だが、王でもあるため時には自ら闘うことも。実力はガイアハザード以上との話もある。

 新章初期は闇文明の汚染によって病気になっており、闇文明の工場《メガロ・デストロイト》による自然文明の汚染を命を懸けてくい止めた。闇王ゼーロが倒された超天編以降は元気になったようだ。

お姫様

 誰にでも優しく、みんなに慕われているが、おてんば過ぎてお付きの者(ガイアハザードたち)も手を焼いている様子。日々授業を受けたり宿題を出されたり立派なマスターになれるよう頑張っている。

 超天編では《凶鬼1号ドケイダイモス》によって暗殺されかけたが、ガイアハザードによって守られた。十王編では《鬼ヶ覇王ジャオウガ》によって人質になってしまうも、チーム切札の《勝熱英雄モモキング》によって救出される。

バラギアラ

 すべてのハザードを超えたマスター・ハザードであり、暴走する自然の象徴とも言われる。自然文明の大地の怒りによってバラギアラが生まれたらしい。

 虹の柱を使い、各文明の力を吸収することによって他文明の力を扱うことができる。生死を超えた命のエネルギーを暴走させて無限のエネルギーを生み出す「輪廻∞(リンフィニティ)」を操り、過度なマナの吸収で全文明を滅ぼしかけたが《ジョラゴン&ジョニー》との死闘の末、大地に還った。

 王来編では《我臥牙ヴェロキボアロス》の力を継承し、《バラギアラ<ヴェロキボアロ.Star>》として登場。《ディダノス<デスフェニ.Star>》と共闘し、対消滅対消滅対消滅させることで《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》の対消滅を一時的に無効化。さらに死と原始の力を合わせて《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》の対消滅の威力を8億5000万倍にして自滅させた。

 王来MAXではタマシードが持たらした絆によってS-MAXに目覚めた《バラギアラ-MAX》として登場。《神ナル機械「亜堕無」》と《EVENOMIKOTO》によって作られた世界、エデンに取り込まれるが、《ブランド-MAX》《Code-MAX》《ゲンム-MAX》と協力し、超獣世界の歴史という無限エネルギーによりエデンを飽和させて脱出。それぞれの文明の絆が込められた一撃を《神ナル機械「亜堕無」》と《EVENOMIKOTO》に浴びせ、勝利した。

 王来編と王来MAXの展開、説明してて自分でも訳わからんな...。

 

メッサー・シュミット

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 自然文明の守り神であり、各文明の守り神とされる種族「スプリガン」を持っている。双極編で登場し、《メガロ・デストロイト》に取り込まれ、ジョーカーズとそのマスターに救出された。その後、《ジョリー・ザ・ジョニー》との一騎打ちに敗れ、そのボウガンの力によりジョニーは《オラマッハ・ザ・ジョニー》になった。他文明のスプリガンはまだ《ホワイト・スワン》しか現れていない。

モアイランド

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 自然文明にある巨大な石像。開拓のために使われ、今日も指から出るビームで闇文明の兵を村に変えている。いつ誰が何の目的で作ったかは誰も知らない。

 シークレット版のフレーバーテキストは「次にモアイランドを産み出すのは、あなたかもしれない」と少し不気味。

自然星人

 クリーチャー界から人間界へ渡ったデュエルウォーリアの1人。新たな野菜を作るため人間界に侵入していたが、ジョーカーズのマスターにクリーチャー界へと送り返された。《ソイルピンプ・キャベッジ》では人間界から持って帰った種で育てたキャベツが光って驚いている(なぜ光ったのかは今も判明していない)。なお、光ったキャベツは無事クリーチャー(野菜兵士)化し、《キャベッジ・セッションズ》となった。

 その愛らしい見た目や豪快な能力からかファンが多く、グランセクトのマスコットに挙げる人もいるほど。

オーラ、GRクリーチャー

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 自然文明にある植物や動物が実験によってデータ化した存在。生命が持つ力を暴走・変質させるバラギアラのデータを応用する「プロジェクトX」により、既存のオーラを爆発的に強化する新たなオーラも生まれた。

大長老

 レインボーの力を司り、創世からマナを生み出してきたとされる大長老。超天編で世界を救ったマスター4人にレインボーの力を与えた後、《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》に襲撃され姫を人質にとられてしまう。鬼札覇王連合にレインボーの力を与え、自身も不死樹王国のキングとして世界を侵攻させられた。その際、死から生へと逆転させる謎の力、「フシギバース」を生み出す。

 キングになってからは《大樹王 ギガンディダノス》に監視されて姫を助ける隙を見つけられなかったが、《勝熱英雄 モモキング》が《大樹王 ギガンディダノス》を倒すことで開放された。

 王来MAXで登場した《若き大長老アプル》には昆虫だけではなく恐竜も写っている。グランセクトだけではなく龍樹たちも含んで自然文明になったという示唆だと思われる。

ライマー

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 不死樹王国に所属しているグランセクト。名前に《ライマー》と付き、体がスライムのような物で形成されているのが特徴。十王編では姫をさらう役を果たした。移動の際は通り道にある物を取り込みながら進むが、身体の一部がこぼれてしまうため痕跡が残るらしい。十王編以降、新規ライマーは出ていなかったが、王来MAXで《ライマー・リライド》が登場。龍樹の目覚めにあわせて復活したと思われる。

 

3.グランセクト達の性格や主張

 他の文明と友好的な関係が築けたとあって基本的には穏やかであり平和を望む。また、巨大化する繭や突如現れたNEO進化の力など、未知のものも受け入れてしまう大らかさも持ち、毎日プロレスが行われるなど強さ自慢が好きな一面もある。

 しかし、一部のグランセクトは「ドラゴンは危険な存在であり、存在してはならない」と考えている。

 アニメでの説明は、「各文明を龍が支配していた太古の時代、突如現れた鬼に超獣世界が支配されかけた。ドラゴンたちは五大龍の力を借りて戦いを挑んだが、各文明の環境はめちゃくちゃになってしまった。ドラゴンと鬼の戦いは超獣世界を滅ぼす災厄である」という話が伝えられており、「ドラゴンが存在しなければドラゴン対鬼の戦いも生じえない」という結論になったからではないかと考えられる。

 彼らはバラギアラとグラスパーがドラゴンの力を継承した時、どんな心境だったのだろうか。

 

4.グランセクトたちの住居

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 一般グランセクトの多くは巨大な野菜や樹木を加工し、その中に住んでいる。また、キノコ系グランセクトが住む《メゾン・ド・マタンゴ》という住宅がある。

 生きた巨大蟲の中に作られた超高級マンション【ダイオーム・ハイガイア】が存在する*6。どんどん成長して勝手に部屋が広くなる夢の物件だが、時々オームの寝返りで部屋が吹っ飛ぶらしい。嫌すぎる...。このダイオームが不死樹王国入りしたのが《樹蟲トレオーム》だと思われる。

 また、代々王家が住む城には立派なバラ園があり、管理人である《ぶたばら》が淹れるローズヒップティーは絶品。お姫様が遊びにきた時は一緒におやつを食べているらしい。

 

家の具体的な大きさや素材については下の記事から

 

5.グランセクト達の風土、噂話など

・《オニオン・リング》の上では血沸き肉躍る涙なしでは見られない戦いが毎日繰り広げられている。《ハサイサク》も出場しようとしたが、サイズの合うリングが育っていなかったため待機中。

・星のない夜、「この重厚な枝ぶりは3つ星!城に戻ったら、すぐにガイドブックに書かねば!」という声が誰もいない森の中から聞こえるという噂話。結局これが誰だったのかは分からないままである。自然文明のガイドブック欲しい。

・「道草を食う」は自然文明だと「蜜草を吸う」と言う。かわいい。

・仲直りの証にピクニックに行くのがブームになった。紅葉狩りや収穫祭など、季節によっていろんな行事があるらしい。

・キャンプの次にブームになったのは早口言葉。さっそく早口言葉選手権が開催され、「みんなモナオミオのオナモミ見なよ」などの早口言葉が用意された。《れもんきー》など多くの者が参加し、白熱した大会となった。優勝者は「緑本」による予習を怠らなかった《シャーマン・ブロッコリー》。

・超天編ではクローバー型のGRクリーチャーが増殖しているという報告があったが、闇文明に荒らされた大地が元に戻るなら良いのでは?と放置されている。

・神秘的な存在が眠るとされ、大地からあふれ出すマナにより世界中のあらゆる植物が育つ魔法の畑、【ナゾまるのマジカルファーム】がある*7

・「世界の危機に備えて繭は眠っている」「5つの文明が1つになる時、世界は救われる」「月光に照らされたひょうたんは幸運を導く」などの様々な言い伝えがある。このうち《ひょうたん》の話はリアルの出来事を落とし込んでいる*8と現実世界で噂されている。

 

6.GoA以降のグランセクト

 《ププリッチュ・タンク》、《きりんご》しか出ていないため詳細は不明。フレーバーテキストから

 

 

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2022/6/4 公開

2022/6/20 アニメによって出た情報を追加(女王様、ドラゴンを恐れる理由、ガイアハザードの由来等)

2022/6/24 王来MAX2弾発売によって増えた情報を追加(ガイアハザードの登場、巨大な繭、若き大長老、ひょうたんの噂)

2022/10/24 文章の細部修正(正式名称化など)と《キャベッジ・セッションズ》の情報を追加

2022/11/04 キャベッジの情報とイラスト、野菜戦士の追加

2023/6/4 住居についての記事を追加

*1:分類上は昆虫兵士だが、明らかに別格なため、ここではそう記載させていただく。

*2:マシュムリアン・ラプソディより

*3:ドラゴンvs鬼の争いのことかは不明

*4:アニメではドラゴンvs鬼の争いにより起こされた災厄を忘れないよう、戒めの意味もこめて「ハザード」と名乗るようになった、とされる

*5:アロワナに6本の虫の足がくっついたもの。テーマパークのゆるキャラ的存在であり、でんでんのドローバンクにも登場する。

*6:エストパックのおまけカードより

*7:エストパックのおまけカードより

*8:詳しくは「グランセクトの振り返り~十王編~」にて